【2025年】革好きなら一度は持ちたい至高のコードバン財布|選び方&おすすめブランド10選をご紹介
2025年最新!コードバン財布の本質と魅力を徹底解説
皮革の世界において「革のダイヤモンド」とも呼ばれるコードバン。革好きの間では「人生で一度は手にしたい。」という声も多く聞かれる、希少な最高級レザーです。
まさに革好きの心を掴んで離さないコードバン財布ですが、その最大の魅力は唯一無二の艶と滑らかな質感。キメが非常に細かく、光を美しく反射するレザーの美しさには、何度見ても惚れ惚れしてしまいます。
本コラムでは、そんなコードバン財布の魅力から、選び方、おすすめブランドまでを丁寧にご紹介。 これからの人生の相棒となる、お気に入りのコードバン財布をぜひ見つけていただければ幸いです。
■コードバン財布の魅力とは?
画像出典:傳濱野はんどばっぐ Ahora nhelo(アオラネーロ)
そもそも「コードバン」とは、馬の臀部(でんぶ)から取れる皮のこと。表面を残してなめされた革と違い、皮膚組織の内部にある厚さわずか2mm程度の「コードバン層」と呼ばれる部分だけを削り出した非常に希少なレザーです。
コードバンの魅力は実に様々ありますが、やはり一番の特徴は深い光沢と滑らかな質感。牛革などと比べて非常に耐久性も強いので、傷がつきにくいのもコードバン財布の魅力のひとつです。
そして通常の革とは異なり、コードバンは使えば使うほど美しく変化していく革。持つ人それぞれの使い方に合わせて独特の風合いと味わいが生まれてくる、まさに個人の歴史を刻む「一生もの」として重宝できる財布です。
■コードバン財布は「コバ」と「染めの種類」に注目
●コードバンの美しさを引き立てる「コバ」仕上げ
革を美しく保つために、断面を磨いてなめらかにする「コバ塗り」。このコバ塗りがあることで、財布全体がまるで一枚革のような美しさを持ち、コードバンの滑らかな艶をより一層引き出してくれるようになります。 工程が増える分、値段は少し張るかもしれませんが、コバ塗りが美しいコードバン財布は、その美しさをさらに発揮してくれるはずです。
●世界的に主流。伝統的な「オイル仕上げ」コードバン
革の内部に油分を多く含むように仕上げた「オイル仕上げ」。
見た目にもオイリーな光沢感があり、使っていくうちにエイジングを楽しむことができます。世界的に最も主流な、伝統的なコードバン財布です。
●素材本来の風合いを味わう「水染め(アリニン仕上げ)」コードバン
オイル仕上げよりもサラッとした素材感が魅力の「水染め(アリニン仕上げ)」。必要最低限の油脂成分を革の内部に浸透させたのち、水性染料のみを使用して革の表面のみを染色したものを指してこう呼びます。
革に直接染付を行うので、表面は天然素材の風合いが出やすいのが特徴です。
●手入れがしやすい。水や傷に強い「顔料仕上げコードバン」
顔料仕上げのコードバンは、世界的にみると珍しい手法で、日本国内で開発された加工法といわれています。顔料仕上げでは革の表面に顔料を載せているため、エイジングや素材感がやや薄れてしまいまが、その一方で、「水に弱い」や「傷がつきやすい」といった、手入れが難しいといわれるコードバン製品の特徴をいくらか補う加工法になっています。
■【2025年最新】おすすめブランド10選
1. 傳濱野はんどばっぐ
明治の頃より140有余年続く「傳濱野はんどばっぐ」は、皇室御用達としての歴史と伝統を大切にしながらものづくりを続ける日本の老舗ブランド。長年培われてきた確かな技術力をもとに生み出されるコードバン財布は、上品な艶めきと熟練職人の丁寧なコバ仕上げが魅力。価格帯は29,700円から49,500円程度で、最高級の素材と仕立ての美しさの両方をお楽しみいただけます。
2. GANZO(ガンゾ)
日本の革製品界で長年トップクラスの評価を受ける「GANZO(ガンゾ)」は、高品質なコードバンを使用した財布で知られています。特にシェルコードバンを採用した製品は、卓越した耐久性と美しさを兼ね備えており、19,800円から187,000円までの幅広い価格帯からお選びいただけます。
3. COCOMEISTER(ココマイスター)
「ココマイスター」は、コードバン技術を駆使するブランドとして高く評価されています。シンプルでありながら洗練された高級感のあるデザインが魅力で、価格帯は26,000円から120,000円程度。職人技が光る逸品は、洗練された大人の男性に最適です。
4. CYPRIS(キプリス)
高級レザーの選定とコストパフォーマンスに定評があるキプリス。特に水染めコードバンを使用した財布は、高い品質と手頃な価格帯(約11,000円から209,000円)で多くのファンから愛されています。
5. 土屋鞄製造所
日本の革製品メーカーの中でも、機能性とシンプルさを追求するブランドとして知られる「土屋鞄製造所」。コードバン財布は、25,300円から57,200円の価格帯で、実用性と美しさを両立させています。
6. CRAFSTO(クラフスト)
クラフスト(CRAFSTO)は、若手職人による高品質な革製品で注目を集めるブランド。コードバンとブライドルレザーを巧みに組み合わせた財布は、31,350円から75,240円の価格帯で、伝統と革新を感じさせる逸品です。
7. WILDSWANS(ワイルドスワンズ)
WILDSWANS(ワイルドスワンズ)は、高品質なレザー製品で定評のあるブランド。特にホーウィン社のシェルコードバンを使用した財布は、29,700円から94,600円の価格帯で、卓越した素材選びと職人技が光ります。
8. 万双(まんそう)
万双(まんそう)は、革製品におけるコストパフォーマンスに優れたブランドとして知られています。コードバン財布は11,330円から44,550円と、高品質でありながら手に入れやすい価格設定が魅力です。
9. ホーウィン社
アメリカの名門タンナーとして世界的に有名なホーウィン社は、シェルコードバンの最高峰とされる素材を提供し、多くの日本ブランドがその素材を使用しています。革の品質においては、世界でもトップクラスの評価を受けています。
10. エティアム(ETiAM)
手染めにこだわる革製品ブランドとして知られるエティアム(ETiAM)。高品質な水染め(アニリン染め)のコードバンを使用した財布を展開。約4万円から6万円の価格帯で、職人による丁寧な仕上がりが特徴です。
■購入時の注意点と選び方
画像出典:傳濱野はんどばっぐ VANDOLY(ヴァンドリー)
コードバン財布を選ぶ際に気を付けたいポイントは以下の通り。 これからの人生を共に歩む相棒として、買ってから後悔しない1本を選ぶようにしましょう。
1. 予算設定:その希少性ゆえ、一般的にコードバン財布は数万円から数十万円と高価なものが多いです。自分の予算に合った製品を選びましょう。
2. デザインと機能性:いまや財布は単なる収納アイテムではありません。自分のライフスタイルに合ったカラーや、使いやすさを重視したものを選ぶようにしましょう。
3. 使うほど経年変化していく:コードバンは使えば使うほど味わいが出てくる特別な素材です。他の素材に比べて手入れがやや難しく、財布の表情が時間と共に経年変化していくことを前提に選ぶようにしましょう。
■傳濱野がおすすめする至高のコードバン財布
一生に一度は手にしたい「革のダイヤモンド」コードバンシリーズ
Ahora nhelo アオラネーロ
明治の代から140年以上続く傳濱家が贈る、しなやかで奥行きのある光沢が魅力の艶出しコードバン長財布。
コードバンの美しさを最大限味わうブラックをはじめ、他と一線を画すアンティーク調のグリーンや知的なネイビーもラインナップ。
一頭からわずかな量しか入手できないコードバンを、長財布の大きな面で贅沢にお楽しみいただけます。
価格:49,500円(税込)
ligent リジェント
「Manners maketh man(マナーが紳士をつくる。)」
そんな紳士たちの余裕を感じさせるような2つ折りのコードバン財布です。
英国紳士をイメージして特別に選んだ、当主こだわりのコバの色合いが、コードバンの美しい艶をさらに引き出してくれます。
価格:44,000円(税込)
RICORDO リコルド
一生モノの革の手帳のように共に時を刻む、二つ折りタイプのコードバン財布。
シンプルなフォルムでありながら手帳を思わせる佇まいが、いつまでも色褪せない品格ある雰囲気を演出し、贅沢な所有感を満たしてくれます。
価格:38,500円(税込)
deserca デセルカ
艶出しコードバンで仕立てた、スーツのための二つ折り札入れ。
マネークリップと札入れのいいところどこりをしたような、非常に使い勝手のいい機能性も人気なモデルです。
価格:29,700円(税込)
flito フリート
皇室御用達「濱野家」が贈る、しなやかで奥行きのある艶出しコードバンで仕立てるミニ財布。
コードバンが放つ上品な艶を、手のひらサイズでお楽しみいただけます。
普段財布を持ち歩かないミニマル派の方をはじめ、大切な方へのギフトととしてもお喜びいただいている作品です。
価格:33,000円(税込)
VANDOLY ヴァンドリー
カードが折れない新構造を採用した、「少し横長」が特徴のコードバン財布。
財布をポケットの後ろにいれたまま座ってもカードが折れない、思わず自慢したくなるような機能的な財布です。
価格:38,500円(税込)